おいしくて健康的! ニンニクパワーに注目

おいしくて健康的!
ニンニクパワーに注目

2017.02.01  |  カテゴリ:食生活

強烈な香りとクセになる味わいが個性的なニンニク。スタミナ料理には欠くことのできない存在ですが、その健康増進の効果にはどのようなものがあるのでしょうか。ニンニクパワーの源について明らかにした上で、おいしくて手軽な健康レシピをご紹介します!
 

ニンニクパワー、4つの効能

ニンニクの日本への渡来は早く、『日本書紀』にはすでにその存在が記載されているそうです 。世界中の民間療法でも古くから使われ続け、ニンニクの健康への効能は人類の助けとなってきました。中華料理やイタリア料理など、ニンニクを効果的に使用する料理はたくさんありますよね。

近年では、ニンニクパワーの効能に対する科学的な検証も進められてきています。たとえば、1990年にアメリカ国立ガン研究所が公開した「デザイナーズ・フード・プログラム」では、「ガン予防効果の可能性のある食品」として最重要のランクを与えられているんですよ 。

そんなニンニクに期待できる代表的な4つの効能は以下のとおりです。
1. 抗菌殺菌作用
2. ビタミンB1の吸収を高める効果
3. 血液サラサラ効果
4. 活性酸素の除去効果

それぞれの効能について、もう少し詳しく見ていきましょう。
 

抗菌殺菌作用

ニンニク特有のあの香りの元は、「アリシン」と呼ばれる硫黄化合物です。アリシンには強烈な抗菌殺菌作用があり、実験による殺菌効果の研究報告はたくさんあります 。 アリシンは、ニンニクに含まれる「アリイン」という物質が細胞中の酵素と作用することで作られます。そのため、生のニンニクを刻む・おろすなどして細胞をよくつぶすことで効果的に生成することができるんです 。
 

ビタミンB1の吸収を高める効果

ニンニクのパワーは、ビタミンB1の吸収を高める助けもしてくれます。
ビタミンB1は炭水化物の分解、皮膚や粘膜の健康維持に不可欠な必須栄養素。私たちの体内では作ることができないので外部から摂取する必要があるのですが、ビタミンB1は吸収率が悪いという欠点があるんです…。そこでニンニクの出番です。ニンニク成分をビタミンB1と結合させることでアリチアミンと呼ばれる物質に変化させることができます。アリチアミンは体内でビタミンB1と同じ働きをしてくれる上に効率よく吸収することができるのです。

ただ、ニンニク成分は非常に不安定な物質であり熱にも弱いため、調理したニンニクからは失われがちという弱点があります 。

血液サラサラ効果

そこで、近年になって注目されているのが、アリシンが変化することでつくられる「アホエン」という栄養素。ちょっとおかしな名前ですが、スペイン語でニンニクを意味するajo(アホ)から命名されました。アホエンは生のニンニクには含まれていませんが、砕いたニンニクを比較的低温の油で加熱することによって生じます 。そして、ニンニクパワーの源の一つとして、このアホエンについても色々な効能がわかってきました。

アホエンには血液サラサラ効果があることが実験で確認されています。世界各国のニンニクの調理方法をみても、ニンニクを細かく刻んだり、スライスしてから加熱料理して食べています。私たちは経験則で、加熱したニンニクの素晴らしさを知っているのかもしれませんね。

活性酸素の除去効果

ニンニクのパワーは、植物の中でも最も強い抗酸化作用があるとされています 。老化や生活習慣病の原因となる活性酸素に対しても、その体内濃度を減少させる効果があるのですね。

ニンニクパワーを効果的に取り入れるお手軽レシピ

このように、私たちの健康増進にとって強い味方となってくれるニンニクパワー。最後にご紹介するお手軽レシピを通して、その力をぜひ実感してみてください!

「ガーリックレモンバターシュリンプ」

材料(4人分)
・無頭エビ:18尾
・ブロッコリー:1/4個
・レモン汁:大さじ1
・ブラックペッパー:少々
・(飾り用)イタリアンパセリ(みじん切り):適量
・ニンニク(みじん切り):大さじ1と1/2
・バター:30g
・塩:少々
・(飾り用)スライスレモン:適量


つくり方
1. エビの尾以外の皮をむき、背わたを取る。ブロッコリーは食べやすい大きさに切る。
2. フライパンを中火で熱し、バターとニンニクを入れる。香りがたったらエビ、ブロッコリーを加えて塩・コショウをし、エビが全体に赤くなるまで3〜4分炒める。
3. レモン汁、イタリアンパセリを入れ、さっと炒め合わせる。器に盛り、レモンを添える。

レシピ詳細はこちら↓
https://queen-recipe.jp/recipe/1-1776/

【参考】
監修:白鳥早奈英、坂木利隆 『もっとからだにおいしい 野菜の便利帳』 高橋書店
山口米子、大滝緑 『野菜の効用辞典』 明治書院
主婦の友社『読むオイル事典』著書:YUKIE
松村紀髙 『ニンニクの免疫力 アメリカで消費量が3倍に増えた理由』 光文社
斉藤洋 『ニンニクの科学』 朝倉書店

 

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