健康管理

70代、80代になってもイキイキ!高齢者がいつまでも元気でいるためのおすすめのサプリとは?

  • 監修者

    医師・木村眞樹子

    都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科として在勤中。内科・循環器科での診察、治療に取り組む一方、産業医として企業の健康経営にも携わっている。総合内科専門医。循環器内科専門医。日本睡眠学会専門医。ビジョントレーニング指導者1級資格。

  • 高齢になっても健康な人とそうでない人の差はどこにある?

    2020年、100歳以上の高齢者の総数は80,450人となり、過去最多となりました。2019年度の簡易生命表によると、男性の平均寿命が81.41歳、女性の平均寿命が87.45歳と、こちらも過去最高となっています。

    平均寿命の年次推移を見ても、日本人の平均寿命は右肩上がりで、1965年から比較すると男性で約13歳、女性で約14歳も平均寿命が延びました。しかし、平均寿命が延びる一方で、「健康寿命」との差も問題となっています。

    健康寿命とは世界保健機関(WHO)が提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間のことを指します。日本では、この寝たきりの期間が欧米各国と比べて長く、実に6年以上にもなるのです。

    2016年時点における男性の健康寿命は72.14歳、女性は74.79歳とされており、平均寿命との差は約10~13歳。医療や介護を必要とする期間が非常に長いことが伺えます。

    同じ年数を生きるのであれば、誰しもが、寝たきりで過ごすよりも、自分の力で自由に生活できる健康な状態を望むことでしょう。年齢を重ねても、しっかりと歩ける脚があれば、自身で自由に動くことができます。

    また、例えば食べ物を上手に飲み込めない状態の方と比較すると、健康的な方は比較的自身が好むものを自由に食べることができるので、食べる楽しみも増えると言えるでしょう。

    では、高齢になっても自力で生活できる健康な人と、そうでない人の差はどこにあるのでしょう?一概には言えませんが、喫煙、食生活、運動・睡眠時間といった生活習慣、やせ・肥満、血圧などが健康寿命に影響していることが明らかになっています。

    また、過度の飲酒は健康寿命に関わる病気において強力なリスク因子と言われており、高齢者の約15%は、飲酒が関連したなんらかの健康問題を抱え、3%前後にアルコール依存症が認められています。

    過度な飲酒は、脳血管障害・骨折・認知症など、寝たきりの原因となりやすい疾患のリスク因子となります。健康寿命に影響を与える要因のひとつとなるため、飲み過ぎには注意する必要があるでしょう。

    厚生労働省では、国民の健康寿命を延ばすために、主に生活習慣対策を目的とした「すこやか生活習慣国民運動」を2008年から実施しています。具体的には「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」を推進するというものです。

    このことからも、高齢になっても健康な人とそうでない人では、「適度な運動」「適切な食生活」「禁煙」になんらかの差があり、影響していると言えるでしょう。

    「人生100年時代」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。これは、2007年に日本で生まれた子どもの半数が107歳より長く生きると推計されているものですが、現在生きている私たちにもこれに近いことが言えるでしょう。

    どんな人にとっても1分、1時間の長さは変わりません。しかし、どう過ごすか、どれだけ健康に過ごせるかは、それぞれの過ごし方で大きく異なります。一度きりの人生ですから、できるだけ健康寿命を延ばして、極力長い時間自由に生活したいものです。

  • 高齢でも健康を維持している人の、毎日の習慣とは

    では、高齢でも健康を維持している人は、どんな毎日を送っているのでしょう?

    百寿者のライフスタイルに関する調査によると、たばこをもともと吸わない人が男性で52.7%、女性で86.5%となっています。飲酒状況では、「もともと飲まない」と回答した人が男性で44.9%、女性では79.6%という結果が明らかとなりました。

    また、百寿者が 70~80 歳の頃、どの程度運動をしていたのかを質問した結果、全体の52%が「運動をしていた」と回答。70~80 歳頃に「趣味を持っていた」と答えた人は62%を占めています。また、40歳以降における食生活については「1日3回規則正しく」「緑黄色野菜を食べる」といった回答が上位になっています。

    これらの結果を見ても、食生活や運動、喫煙・飲酒状況が、健康寿命に少なからず影響を与えていると考えられるでしょう。

    また、高齢でも健康を維持している人たちの多くが、歯や口の健康にも関心を持ち、望ましい生活・清潔の習慣が身についていることもわかっています。都内で行われた60~90歳代の老人大学出席者を対象とした調査結果では、自立した高齢者の多くは、食後に歯を磨き、早寝早起き、1日3食を規則正しくとり、かかりつけ歯科医をもっていて、喫煙をしないことがわかりました。

    自分の歯や口・体の健康に対して関心を持って健康的な生活を送る習慣が、高齢でも健康を維持し、元気にいきいきと暮らすことにつながっていると考えられるでしょう。

  • 特に高齢者が毎日とりたい栄養素とは

    栄養バランスのとれた食生活を送ることは、高齢者に限らず、健康な生活を送るうえで非常に重要な要素となるでしょう。

    特に高齢者が気を付けるべきは、食事を通した身体の健康維持です。健康を維持するうえで、食事は重要な要素となるでしょう。

    身体を健康に保ち、体を守るためには、カルシウムの摂取が不可欠です。ただし、カルシウムだけとればよいというものではありません。ビタミンD、ビタミンKなど、カルシウムとともに、カルシウムの吸収をサポートする栄養素が必要となるのです。

    ビタミンDは、高齢者が特に注目すべき栄養素のひとつです。カルシウムとともに、身体のコンディションを正常に保つ働きを持っています。

    ビタミンDは食物からとり入れるほか、直射日光に当たることによって体内で合成することができるため「太陽のビタミン」とも呼ばれています。そして、ほとんどの人は、ビタミンD所要量の一部を、体内での合成により得ていると言われています。

    しかし、肥満体型の人は体脂肪がビタミンDに結合し、ビタミンDが血中に入るのを阻害するため、ビタミンDが十分に足りていない可能性があります。

    また、高齢者の皮膚は若い皮膚と比較すると、日光からのビタミンD生成効率が悪く、ビタミンDを活性型に変換する腎機能も低下します。高齢者の中でも特に肥満体形の方は、意識的にビタミンDを摂取していきましょう。

    高齢者は特に健康力をアップさせておきたいところ。自身の体を自身で守ることができれば、毎日の快適な生活にもつながるでしょう。

  • いつまでも元気でいたい高齢者におすすめのビタミンサプリ

    ビタミンは、人体の機能を正常に保つため必要な有機化合物です。ビタミンDのように体内で合成されるものもありますが、そのほとんどは体内で合成することができないため、食物から摂取する必要があるでしょう。

    厚生労働省が発表する「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、ビタミンDの食事摂取目安量は、18歳以上で1日8.5μgとされています。しかし、「令和元年国民健康・栄養調査報告」によると、ビタミンD摂取量の平均は6.9μg。ビタミンDが不足しがちであることがわかります。

    また、ビタミンDは高齢者が毎日とりたい栄養素ですが、ビタミンDを天然に含む食品は、サケ、マグロ、サバといった脂肪性の魚など、非常に限られています。きのこ、レバー、チーズ、卵黄にも含まれていますがその量は比較的少量です。

    食生活で補いにくい栄養素は、サプリメントを活用してみましょう。上手に活用すれば、効率的にビタミンDを摂取することができます。いつまでも元気でいたい高齢者にとって、ビタミンDのサプリメントは健康をサポートする心強い味方と言えるでしょう。

    特に、高齢者の健康をサポートするビタミンDは、加齢に伴い生成効率が低下することが明らかになっていますので、高齢者は特に意識してとる必要があるでしょう。

    「人生100年時代」と言われる現代だからこそ、高齢時の健康を考えることが求められています。いつまで健康でいるためには、自分の力で元気に動けることが大前提。これを機に、身体の健康を考えてみませんか?健康な身体を維持する働きを持つビタミンDは、必要な栄養素のひとつです。手軽にとれるサプリメントをうまく活用しながら、人生100年謳歌できる底力を蓄えていきましょう。