NUTRILITE ®

アンチエイジング

親子で取り組む食育。健やかな食生活を送るために必要なこととは

画像

2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

みなさんは「食育」という言葉をご存知でしょうか?食育とは、健康的な生活を送るために、食に関するあらゆる知識を育むこと。2005年に「食育基本法」なる法令が成立したことからも、その重要性の高さが伺えるでしょう。

食育といっても、難しく考える必要はありません。お子さんに伝えるべき最も重要なことは、「バランスの良い食生活を送ることがいかに大切であるか」というメッセージです。

子どもの好き嫌いは大きな問題!

バランス良い食事を食べさせたくても思うようにいかない理由のひとつが、お子さんの好き嫌い。特に小さいお子さんは野菜を嫌う子も多いですが、野菜からとれる栄養素は他では補えないものばかり。どうやって食べさせるか頭を悩ますお母さんも多いことと思います。

実際、厚生労働省が行った「子どもの食事で困っていること」というアンケートでは、約35%の家庭が「偏食する」と回答しています。学校給食での嫌いな料理を調べた調査でも、やはり第1位はサラダなど野菜を使った料理であり、その理由として苦味やニオイが気になるという意見が多いようです。

栄養バランスの崩れる子どもの食生活

そして、食生活において栄養バランスが重要であるということを、きちんと子どもに理解させることも重要です。

日本スポーツ振興センターは、朝ごはんを食べない子ども達に警鐘を鳴らしています。多くの家庭で、毎日必ず朝ごはんが出されるものの、実際には食べていないという子どもの数がこの数年で増加していることがわかっています。

さらに、厚生労働省の「保育所における食事の提供ガイドライン」によると、約1割の家庭で朝ごはんにお菓子を食べており、そのうちの半分以上が「お菓子だけしか食べていない」と回答。厚生労働省はこの結果を問題視していて、朝ごはんの栄養バランスについて子どもたちにも重要性を知ってもらう必要があるとしています。

野菜も食べてもらうための工夫

食育の重要性が知られていくと同時に、子どもの食生活をめぐるこうした問題にも目が向けられるようになってきているんです。わたしたちの普段の生活のなかでも、何かできることはあるのでしょうか。

たとえば、農林水産省が提供する 「食事バランスガイド」 を見てみましょう。それによると、ごはんやパンといった主食、野菜やきのこの副菜、肉や卵の主菜、そして乳製品、果物を組み合わせることが、一日全体の食事の栄養バランスを保つために必要とされています。

とはいえ、毎日朝から完璧な食事を用意することはなかなか難しいですよね。それでも、子どもたちが避けがちな野菜をなんとか摂取してもらう工夫はしたいところです。そこで、野菜を美味しく食べることができ、さらに子どもも喜ぶレシピをご紹介しましょう!

子供の嫌いな食材がきっと人気になるレシピ

お菓子大好き、野菜は嫌い!というお子さんには、ずばりこの「野菜のカップケーキ」を。さまざまな野菜で応用できる上、作り置きも可能なので忙しい朝ごはんにもぴったりなんです。

「野菜のカップケーキ」

材料(4人前)

  • にんじん:2/3本
  • 卵:2個
  • 砂糖:100g
  • 薄力粉:100g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 無塩バター:80g

つくり方

  1. フードプロセッサーでにんじんをみじん切りにしておく。フードプロセッサーにバター、砂糖を入れて1分半混ぜる。
  2. (2)に卵を1個ずつ加え、各50秒ずつ混ぜ、なめらかにする。
  3. ボウルに(1)のにんじんと(3)の生地を入れて混ぜ合わせる。さらにふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、ざっくり混ぜ合わせる。
  4. (4)の生地をカップに分け入れ、蒸し器に入れる。
  5. 中火で約15分加熱し、蒸気が出たら火を少し弱めて約10分加熱する。

レシピ詳細はこちら↓
https://queen-recipe.jp/recipe/1-1354/

また、野菜をクリームスープに仕立てるのもおすすめです。くせのあるにんじんも、ピューレ状にして牛乳とあわせればとても食べやすく変身しますよ!

「にんじんのクリームスープ」

材料(4人前)

  • にんじん:3本(600g)
  • バター:36g
  • 水:2カップ(400cc)
  • 牛乳:3/4カップ(150cc)
  • 塩:小さじ1
  • こしょう:少々

つくり方

  1. にんじんは皮をむいて5mm厚さの半月切りにし、ソースパンに入れる。水1カップ(200cc)とバターを加えてフタをし、中火で15~20分、にんじんがやわらかくなるまで加熱する。
  2. フードプロセッサーに(1)と水1カップ(200cc)を入れ、かくはんしてピューレ状にする。
  3. ソースパンに(2)を戻し入れ、牛乳、塩、こしょうを加えて、中火にかけ、煮立ったら火を止めて器に注ぐ。

レシピ詳細はこちら↓
https://queen-recipe.jp/recipe/1-1429/

どのような工夫をすれば、今まで食べられなかった野菜を食べてくれるか考えるのも、ある意味では楽しいプロセス。お子さんにも、食生活を整える重要性を理解してもらい、楽しく健康的な食習慣を身につけられるといいですね。

【参考文献】


  • 新日本出版社『五感イキイキ! 心と体を育てる食育』著者:小川雄二、中田典子
  • 厚生労働省 「保育所における食事の提供ガイドライン」
  • 農林水産省 「食事バランスガイド」
  • 日本スポーツ振興センター ホームページ

最新の記事一覧 更新順

もっと見る

ページトップへ戻る