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油は女性の味方!?植物オイルで健康&キレイに

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2022年1月19日 / 更新:2022年2月16日

クリスマスに忘年会、大みそかにお正月…。
冬はイベントが盛りたくさんで楽しい反面、外食や脂っこい料理が続き、健康や美容への影響が気になる季節でもあります。ですが、油は上手に取り入れれば美容に良い効果をもたらしてくれるんです!

油は美容に良いってほんと?

脂質は、私たちの体の基礎ともいえる細胞の膜をコーティングしたり、心筋梗塞や動脈硬化を予防したりと、私たちの脳や筋肉、内臓を健やかに保つために役立ってくれます。そして、女性らしさを作る女性ホルモン「エストロゲン」も脂肪組織から分泌されています。ダイエットを気にして脂質を極端に控えると、エストロゲンの分泌量が減り、自律神経が不安定になったり、肌や髪の潤いが減ってしまったりと、女性の体にさまざまな問題を引き起こしかねません。

特に、気候や暖房により室内外問わず乾燥しがちな冬の間に脂質の摂取を過剰に制限すると、肌や髪の乾燥を助長してしまいます。脂肪は私たちにとって、健康や美容を保つうえで欠かせない栄養素なのです。

定番の植物性オイルのうれしい有用性

それでは、美容・健康に良い油とはどのようなものなのでしょうか。代表的な植物性オイルの種類と有用性を学んでいきましょう。

ココナッツオイル

世界的モデルのミランダ・カーさんが習慣的に摂っているということで、日本でも注目を浴びたココナッツオイル。ダイエットの効果で話題になり、今も人気を集めています。
油の主成分である脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。ココナッツオイルは、この2種類のうち飽和脂肪酸を多く含むという特徴があります。
飽和脂肪酸は長さによって長鎖、中鎖、短鎖に分かれるのですが、ココナッツオイルに多く含まれるのは中鎖脂肪酸。長鎖脂肪酸が体内に入るとまず筋肉や脂肪に運ばれ蓄積され、その後必要に応じて分解されてエネルギーとなるのに対し、中鎖脂肪酸は食べた後すぐエネルギーになるため、ダイエットに向いているとされています。脂肪になりにくいオイルとは、魅力的ですね。

セサミオイル(ごま油)

私たちの食生活の中でもなじみが深い、セサミオイル(ごま油)。その香ばしい風味が人気で、日本では江戸時代ごろから広まったといわれています。
ゴマの成分として有名なセサミンが含まれており、古くから滋養食として広く親しまれてきた食品の一つです。

オリーブオイル

香りの良さから、そのままパンに付けたり、野菜にかけたりと、嗜好品としても人気のあるオリーブオイル。その名の通り、オリーブの実から作られるオイルで、生産地やオリーブの品種、収穫から搾油までの時間などにより味・香りが異なります。
オレイン酸という脂肪酸が含まれており、便秘が気になっている方には、おすすめのオイルです。

体にもおいしい、油ちょい足しレシピ

このように、私たちの体にさまざまな有用性がある油。おすすめの摂り方は、ずばり加熱調理せずそのまま料理に加えること。油は熱しすぎるとトランス脂肪酸という物質が発生してしまいます。このトランス脂肪酸は食品から摂る必要が無いと考えられており、むしろ摂りすぎた場合には血中の悪玉コレステロールが増えるともいわれているのです。

また、ご紹介したココナッツオイルやセサミオイル、オリーブオイルなどは香りや風味も良く、調味料として使用することで素材の味が引き立つため、塩や砂糖をたくさん加えなくとも料理がおいしくいただけるようになります。
それでは、料理にそのまま加えるだけの簡単な油の摂り方をご紹介します。

トマトとにんにくチップのスープ

材料(6人分)

  • プチトマト 18個
  • にんにく 2かけ
  • 鶏ひき肉 180g
  • セロリ 1本
  • 顆粒チキンコンソメ 大さじ1
  • 水 1.2ℓ
  • ローリエ 1枚
  • 塩 適量
  • こしょう 適量
  • 油 適量
  • ハーブ 適量
  • オリーブオイル 適量

つくり方

  1. プチトマトはへたを取る。にんにくは薄切りにする。セロリは2cmに切る。
  2. フライパンに2cm以上の深さまで油を入れ、ふたをしないで中火で180℃に温め、にんにくをきつね色になるまで揚げ、にんにくチップを作る。
  3. 鍋にプチトマト、鶏ひき肉、セロリ、顆粒チキンコンソメ、水1.2ℓ、塩、こしょう、ローリエを入れ全体をよく混ぜる。
  4. 鍋にふたをして、中火で加熱する。
  5. しばらくした火加減を落として、さらに15分加熱する。

レシピ詳細はこちら↓
https://queen-recipe.jp/recipe/1-1623/

ひじきのマリネ

材料(4人分)

  • 長ひじき(乾燥) 40g
  • カラーピーマン(赤・黄色) 各1/2個
  • セロリ 1/2本
  • にんにく 1かけ
  • 顆粒コンソメ 小さじ1
  • 薄口しょうゆ 大さじ1
  • レモン汁 大さじ1と1/2
  • オリーブオイル 小さじ2

つくり方

  1. ひじきは水につけてもどす。
  2. カラーピーマンはへたと種を取って細切りに、セロリは筋を取って斜め薄切りにする。にんにくはつぶす。
  3. 鍋に水気をきった(1)を入れ、(2)を加え、顆粒コンソメと薄口しょうゆを回しかけてふたをし、中火で加熱する。蒸気がでたら弱火にし、約4分煮る。
  4. 鍋にふたをして、中火で加熱する。
  5. 火を止めてひと混ぜし、ふたをしたまま冷まし、レモン汁、オリーブ油をかけて混ぜ、冷蔵庫で冷やす。セロリの葉を添えていただく。

レシピ詳細はこちら↓
https://queen-recipe.jp/recipe/1-1141/

オリーブオイルというと洋食メニューによく使われるイメージですが、和食メニューにも実は相性抜群。 毎日のように飲むお味噌汁にも、少し入れるだけで香りが立っておいしくなりますよ。

ついつい気にしがちな油も、摂る量と摂り方さえ間違えなければ私たちの健康をサポートしてくれる心強い「食」のパートナーとなってくれます。
上手に食事に取り入れて、寒い冬も元気に乗り切りましょう!

【参考文献】

  • 『日本栄養・食糧学会誌』第57巻 第1号 (日本栄養・食糧学会)
  • 技術評論社『ここがおかしい 日本人の栄養の常識』著書:柴田博
  • 主婦の友社『読むオイル事典』著書:YUKIE
  • 朝日新聞出版『オリーブオイル・ハンドブック』 著者:鈴木俊久、松生恒夫
  • 農林水産省 ホームページ

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