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忍び寄る体調不良。 「睡眠負債」を 知っていますか?

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

今「睡眠負債」というキーワードが話題です。米国スタンフォード大学の研究者が提唱した言葉で、日々の睡眠不足が借金のように蓄積されて、体調不良や心身への悪影響を及ぼすというものです。

以前こちらの記事でも「良い睡眠 」についてご紹介しました。睡眠の質を上げる重要性は最近多く語られており、皆さんも良い眠りを得るためになんらかの工夫をされているかもしれませんね。ただ「睡眠負債」で問題となっているのは“睡眠時間”です。

経済協力開発機構(OECD)2009年の調査によると、日本人の睡眠平均時間は7時間50分。一方で1位のフランスは8時間50分で、日本はフランスより1時間も短いという調査結果が出ています。また、日本人の4割は睡眠時間が6時間以下というデータもあり、私たち日本人は睡眠の過不足のボーダーラインをなんとなく「6時間」に置いている人が多いようです。ところが、ある研究では6時間睡眠を2週間続けた人の脳の働きは、2日間徹夜した人と同じレベルまで低下することがわかっています。つまり平均6時間の睡眠では睡眠負債がたまってしまうということです。

睡眠負債がたまることで、日常生活のパフォーマンスが落ちたり、大きな病気にかかりやすくなったりするといわれています。この負債を「返済」するためには不足している睡眠時間を補てんしていくしかありません。ただ、例えば週末にまとめて長時間の睡眠をとるといった“寝だめ”をするような方法だと、生活リズムが崩れてしまうのでお勧めできません。

睡眠負債はためないのが一番。睡眠負債がたまってきているかも…と思ったら、毎日の生活のタイムスケジュールを見直し、少しでも睡眠時間を長くとる工夫をしましょう。もちろん、ただ長く寝るだけでなく睡眠の質も重要です。起きたら朝日をたっぷり浴びて次の睡眠へのリズムを作る、寝る前にパソコンやスマホなどのブルーライトを見ないといったルール作りをするとよいかもしれませんね。

【参考文献】

  • 参考:サンマーク出版「スタンフォード式 最高の睡眠」西野精治

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