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健康管理

野菜スープで体の中から夏対策

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

今年も暑い夏になりそうですね。クールビズや打ち水など、暑い夏を乗り切るさまざまな取り組みが話題になる一方で、オフィスビルやショッピングモール、飲食店などは寒く感じるくらいに空調が効いているところもまだまだ多いのも実情。暑い夏こそ「冷え」に気をつける必要がありそうです。今回はそんな夏の冷え対策にもピッタリの野菜スープのお話です。

暑い夏こそ冷えやすい体に「野菜スープ」

暑い夏は体を冷やす危険がいっぱいです。冷たい飲み物や食べ物、クーラーなど、気温の高さに負けじと体を冷やす選択をしがち。けれど、体を冷やすことで血行が悪くなり、代謝が落ちる原因になります。胃腸の働きが悪くなったり、むくみやすくなったり、かえって夏バテしやすい体になってしまうのです。

そんな夏の冷えにお勧めなのが温かい「野菜スープ」です。様々な野菜をたっぷり使ったミネストローネのようなスープや、野菜をミキサーやフードプロセッサーにかけて作るポタージュなど、さまざまな野菜スープがあります。他にも通常なら捨ててしまう皮や茎、種、へたといった部分を煮出してからこし、スープとして飲むのはもちろん、出汁としても活躍するスープレシピも「ベジブロス」と呼ばれてヘルシー志向の人たちに注目されています。温かい野菜スープは夏の冷え対策だけでなく、野菜の持つ力「ファイトケミカルス」をしっかり取り入れるのにもピッタリです。

野菜スープで植物の力を取り入れよう

ファイトケミカルスは、植物自身が過酷な自然環境の中で生き抜くために身につけている力です。紫外線や外敵から身を守るための色素や苦み、堅い外皮などに多く含まれている成分を総称してファイトケミカルスと呼びますが、その種類は数万種類ともいわれ、高い活性酸素吸収力を持っています。

その特性から通常は捨ててしまう皮や種といった部分に含まれていることが多いファイトケミカルスですが、野菜スープなら小さく切って皮付きのまま煮込んだり、フードプロセッサーを使って粉砕したり、煮出したりして積極的に摂りやすくなるというわけです。活性酸素と関係の深い紫外線の多い夏だからこそ、ファイトケミカルスをしっかり取り入れたいですね。

野菜スープの代表、ミネストローネなら

簡単ミネストローネ

  • ベーコン
  • 玉ねぎ
  • にんじん
  • じゃがいも
  • キャベツ
  • セロリ
    などお好みの野菜 適量

  • 固形スープ
  • 無塩トマトジュース
  • オリーブオイル

つくり方

  1. ベーコンと野菜を1㎝角くらいの小さめに切る。にんじんはよく洗って皮付きのまま、キャベツは芯まで使う。
  2. 少量のオリーブオイルをひいた鍋で、ベーコンを炒める。火が通りにくい野菜から順番に炒め合わせていく。
  3. 全体がなじんだら、ひたひたの水と固形スープを加え、固形スープが完全に溶けたらトマトジュースを加える。
  4. 最後に塩・こしょうで味を調えてでき上がり。

具の野菜はもちろん、トマトジュースに含まれるリコピンもファイトケミカルスの一種です。また、豆類などを入れるとボリュームがアップするので、食事代わりにもなりますし、たんぱく質も同時に摂ることができます。

温かい野菜スープで体を中から温めながら、植物の恵み ファイトケミカルスもしっかり摂って、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

【参考文献】


  • ワニブックス「短命の食事 長命の食事」丸元淑生
  • パンローリング「ベジブロス」タカコ ナカムラ

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