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本当に体にいいの?ヘンプシードとオメガ酸

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2022年1月 7日 / 更新:2022年2月16日

「ヘンプシード」はオメガ脂肪酸を多く含み、健康に良い食品として注目されています。「ブッダはヘンプシードと麦しか食べない苦行を行っていた」という伝説が残っているほど古くからある食品ですが、どういった点が体に良いとされているのでしょうか。ヘンプシードの魅力を深掘りします。

ヘンプシードとブッダの伝説

ヘンプシードとは麻の実のことです。最近人気のスーパーフードの一種で、栄養価がとても高く、健康志向の人たちの注目を集めています。人間が食品から摂取する必要のある必須アミノ酸をすべて含み、良質なたんぱく質や食物繊維も豊富。さらに普段の食生活では不足しがちな鉄・銅・亜鉛・マグネシウムといったミネラルもたっぷり含まれています。

そんなヘンプシードには、肌を健康に導く、アンチエイジングに役立つ、便秘を解消させる、ダイエットを助ける、免疫力を高める、脳を活性化させる、アレルギー症状をゆるやかにするなど、体に嬉しい効果がたくさんあるといわれています。ブッダには修業のため自らに苦行を科し、1日に麻の実1粒と麦1粒だけを食す「6年麻麦の行」「麻麦の苦行」を行ったという伝説が残っていますが、麻の実にこれだけの栄養や効果があるなんて驚きですね。

ただし、どんなに体に良い食品でも大量摂取は禁物です。ヘンプシードに含まれる不溶性食物繊維には便のカサを増やす働きがありますが、便秘気味の人が摂りすぎると便秘を悪化させることもあるそうです。また不溶性食物繊維には腸の蠕動運動を促す働きもあります。摂りすぎるとお腹がゆるくなって下痢や腹痛を起こすこともあるようなので注意しましょう。

ヘンプシードはオメガ脂肪酸が豊富

ヘンプシードには、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸がバランスよく含まれています。オメガ3系脂肪酸を代表する油脂は、青魚・甲殻類などに含まれるDHAやEPA、アマニ油・えごま油・ナッツ類に含まれるαリノレン酸(ALA)です。αリノレン酸は体内でDHAやEPAに変換される性質があります。

多価不飽和脂肪酸に分類されるオメガ3もオメガ6も、食べ物から摂取する必要のある必須脂肪酸です。多価不飽和脂肪酸は、健康に良い成分ですが、体内で作ることはできません。どちらかひとつだけでなく、両方をバランスよく摂ることが良いとされているので、ヘンプシードを毎日の食事に上手に摂り入れられるとよさそうですね。

ヘンプシードの食べ方

ヘンプシードは主に、ナッツ状(粒状)・パウダー状・オイル状で販売されています。 ゴマのような見た目のナッツ状ヘンプシードは、サラダや冷ややっこなどのトッピングにピッタリ。 パウダー状のものは、ヨーグルトやスムージー、みそ汁に入れても良いでしょう。ヘンプシードは、いつもの食事にゴマのように振りかけるだけで簡単に摂取できるのも嬉しいメリットです。ただし加熱すると栄養素が壊れるので注意しましょう。オイルな状のものはドレッシング代わりに使うことができます。

昨今は肉や魚の入っていないサラダボウルを「ブッダボウル」と呼び、海外のみならず日本でも人気があります。なかにはヘンプシードの入っていないものもありますが、家庭で作るなら、ブッダにならってヘンプシードを入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

栄養価に優れ必須脂肪酸をバランスよく含むヘンプシードは、継続して摂ることが大事です。ただしカロリーは高めなので、一日あたりの摂取量を守りましょう。加熱すると栄養素が壊れるので、料理の仕上げに振りかけたりして、そのまま食べるのがおすすめです。

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