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健康管理

水だけじゃダメ?熱中症からの効果的な回復法とは

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2021年11月16日 / 更新:2022年2月16日

熱中症からの回復に必要な塩分

熱中症のメカニズムについては以前ご紹介しましたが、かかってしまった際の対処法として、水の補給だけでは不十分だといわれています。かといって、治療として一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の塩分のバランスが崩れ体調不良を引き起こすこともあります。

そもそも熱中症の原因である脱水症は、水分と塩分から成る体液が汗をかくことで失われ、その補給ができていない場合に発症します。その際、失われている塩分は細胞内の体液に多く含まれているため、水分補給をする際には、塩分の補給も一緒に行うことが必要です。つまり、発汗により失われるナトリウムなどの塩分を含む水分を補給することが、熱中症からの回復力を高めるのです。

脱水症の効果的な治療法ORT

また数年前より、脱水症の改善・治療を目的とした、塩分(ナトリウムなど)と糖分(ブドウ糖など)を含む経口補水液を摂取する治療方法ORT(Oral Rehydration Therapy:経口補水療法)も推奨されています。

塩分は体内に水分を保持させ、糖分は小腸での塩分と水分の吸収を促進させる働きがあり、ORTとしてスポーツドリンクや経口補水液で、水分・塩分・糖分を同時に摂取すれば、すばやい水分補給が可能になります。

やむをえず熱中症にかかってしまった際は、このORTを早期に行うことで、熱中症の進行や熱中症による臓器障害の発生を抑止することも期待されています。

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