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ビタミンD

毎日元気な生活に欠かせないビタミンDを補給するおすすめのサプリは?

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2021年11月16日 / 更新:2022年2月16日

監修者 医師・木村眞樹子

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科として在勤中。内科・循環器科での診察、治療に取り組む一方、産業医として企業の健康経営にも携わっている。総合内科専門医。循環器内科専門医。日本睡眠学会専門医。ビジョントレーニング指導者1級資格。

いろいろあるビタミン補給サプリの種類とは

手軽に栄養を補うことができるサプリメントは、私たちの日常生活の中で当たり前の存在となりつつあります。内閣府の調査では、ほぼ毎日利用している人と、たまに利用している人を加えると、約6割の消費者が健康食品を利用していることが明らかとなっています。ちなみに消費者の約4分の1は、ほぼ毎日利用しているそうです。

また、約50%の利用者が2種類以上のサプリメントを利用しており、年齢が上がるほど、複数のサプリメントを利用する割合が増える傾向があることもわかっています。

このデータからもわかるように、栄養バランスに対する日本人の意識は非常に高いと言えるでしょう。しかし、忙しい日本人の食生活は偏りがちで、「野菜類を1日350g以上食べる」という目標量を達成できていない現状にあります。

これほどまでに「野菜を食べる」ことを目標とするのは、野菜にビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれているからでしょう。多くの研究で、野菜を多く食べる人は健康リスクの確率が低いという結果が出ており、野菜が健康な体を維持する大切な食物であることがわかります。

野菜に豊富に含まれるビタミンは、人体のコンディションを正常に保つために必要な有機化合物です。ビタミンについて詳しく知らなくても「ビタミンは体に良いもの」と多くの人が認識しているのではないでしょうか?

ビタミンは、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンD……とさまざまな種類があります。水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンに分けることができ、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、やビタミンCが水溶性ビタミンにあたります。

水溶性ビタミンは、体に必要な酵素の働きを補ってくれる栄養素。よく「ビタミンCは美容に良い」と言いますが、これは、ビタミンCが美しさに大きく関わる栄養素であるためです。

ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKは、脂溶性ビタミンに該当します。脂溶性ビタミンは水に溶けない性質があり、主に脂肪組織や肝臓に貯蔵され、身体のコンディションを正常に保つ働きをしています。

いま、日本人は「健康力」に大きな関心を持っていますが、この健康力に大きくかかわる栄養素として注目されているのがビタミンDです。ビタミンD市場は、この3年で5倍に拡大しており、ビタミンDの健康サポート力に多くの人が期待を寄せています。

このように、ビタミンにはたくさんの種類があり、ビタミンサプリメントの種類もさまざまです。幅広い種類のビタミンを摂取できるマルチビタミンなど、ビタミン補給のサプリにはいろいろなものがあります。

ビタミンのほとんどは体内で生成することができないため、食物やサプリメントから補う必要があるでしょう。一口にサプリメントといっても、液状のものや、カプセル状のもの、粉末状のものなど、その形状も多岐にわたります。自身の生活スタイルや、飲みやすい形状のものを選んで取り入れていきましょう。

ただし、栄養バランスをサポートしてくれるサプリメントは健康に役立つものではあるものの、やみくもに摂取すればいいわけではありません。十分に補えている栄養をサプリでプラスしたり、用量以上のサプリを摂取したりすると、過剰摂取につながります。

食事から得られるビタミンの場合、過剰摂取が問題になることはあまりありませんが、サプリメントからビタミンを過剰摂取してしまうと、健康被害を引き起こす可能性もあります。自分の食生活やライフスタイルを考慮し、不足しがちな栄養素を適切な量で補うことが大切。サプリメントでビタミンを取り入れる場合には、用法用量を守るようにしましょう。

毎日の元気のためには、ビタミンDが大事

2020年の「日本人の食事摂取基準」では、ビタミンDの摂取量が引き上げられたことが話題となりました。成人のビタミンDの摂取目安量は、成人で1日5.5µg(マイクログラム)から8.5µgと大幅に増えています。

また日光に当たることで、体内でも合成できるビタミンDですが、それでも日本人の「食事からの1日の摂取量」は、どの年代でも不足していることがわかっています。

ビタミンDと合わせて取りたい栄養は?

ビタミンDと合わせて取りたい栄養素のひとつがカルシウムです。カルシウムは身体を形成するミネラルのひとつ。また、全体のバランスを整えるのにも、体はカルシウムを必要とします。

だから、カルシウム不足には注意が必要です。

しかし、カルシウムは吸収されにくい性質も持っています。カルシウムの吸収率は、年齢や妊娠・授乳、その他の食品成分などさまざまな要因によって影響を受けるとされており、積極的に取ろうとしても体内でじゅうぶんに吸収されていない可能性があるのです。

そこで、ビタミンDが重要となります。ビタミンDには、カルシウムをサポートする役割があります。

また、脂溶性ビタミンであるビタミンDは、油に溶けやすい性質があります。そのため、油を使った調理法など、油と一緒に摂取すれば、ビタミンDの吸収率を高めることができるでしょう。サケ、マグロ、サバなどの脂肪が多い魚はビタミンDを豊富に含んでいますので、ムニエルやソテーなどの調理方がおすすめです。

同様にビタミンDを含むきのこ類も、炒めものにするなど油とうまく組み合わせてみてください。健康寿命を延ばす意味でも、カルシウムとビタミンDを組み合わせて、賢く摂取していきましょう。

毎日の元気な生活におすすめのビタミンサプリ

健康力アップに欠かせないビタミンDですが、日本人の食事からの摂取量は平均2.8µgというデータがあり、8.5µgの目安量には足りていないのが現状です。また、ビタミンDを含む食物は限られており、アメリカではビタミンDのほとんどが強化食品から摂取されています。

ビタミンDを豊富に含む食物を、毎日欠かさず食べることは容易ではありません。また、ビタミンDを1つの食品だけから摂取する場合、ゆで卵だと約4個、マッシュルームだと約280個もの量を食べる必要があります。

このデータを見ても、ビタミンDは摂取目安量を達成しにくく、不足しやすい栄養素だということがわかるでしょう。もし食事が偏りがちだったり、好き嫌いが多かったりする場合には、ビタミンサプリの活用もひとつの方法です。

食生活が偏りがち、魚やきのこ類をあまり食べない、体のコンディションが低いように感じるといった方は、ビタミンDが不足しているかもしれません。普段の食事を見直すことが困難な場合は、ビタミンサプリを上手に活用して、自身の栄養バランスを見直してみませんか?

現代の私たちの生活は、時間に追われることも多く、食事や運動、睡眠などの生活習慣が引き起こす健康面の不調が課題となっています。また、環境の変化に負けない体をつくるためにも、日頃から「体のコンディション」について考えておきたいものです。

実際、同じ環境下においても、健康的な人とそうでない人では、体のコンディションが大きく違います。現在の食生活で体のコンディションを上げられていれば問題ありませんが、もし食事で十分に栄養を取れていないと感じている方は、サプリメントを検討してみるのもよいでしょう。

サプリメントは、不足しがちな栄養を簡単に補い、健康な毎日をサポートしてくれます。もちろん、普段から健康な生活を送っていくためには、生活習慣を見直し、規則正しい生活を心がけることが大切です。

しかし、努力しても足りなかったり、努力できない環境にあったりするのであれば、不足しがちな栄養を補うために、サプリメントに頼ることもひとつの方法です。ご自身の食生活に合わせて、ビタミンDサプリを上手に活用。毎日の元気を支える体のコンディションを高めて、健康を育んでいきましょう。

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