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乳酸菌

今知っておきたい、乳酸菌の最新情報

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2021年11月17日 / 更新:2022年2月16日

乳酸菌は、ヨーグルトなどの発酵食品に多く含まれる細菌です。体に良いということをなんとなく知ってはいても、乳酸菌が生きた乳酸菌とそうでない乳酸菌に分かれるなど、詳しい情報を知る人は少ないでしょう。そこで今回は、乳酸菌の種類や働き、腸内フローラとの関係や効率的に摂取する方法をご紹介します。

市谷八幡クリニック 院長・医学博士 古賀昭義

日本抗加齢医学会認定専門医
日本整形外科学会認定専門医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医

経歴・詳細
日本大学医学部卒業後、同大学の整形外科へ入局。医局長を務めたのち、医療法人社団トーイシン会市谷八幡クリニック院長に就任。日本大学整形外科の兼任講師、臨床准教授としても活躍。

◆クリニック公式サイト:http://www.ichigayahachiman-clinic.jp/

「生きた乳酸菌」とそうでない乳酸菌とは?

ヨーグルトや漬物など、発酵食品に多く含まれることで有名な乳酸菌。乳酸菌が体に良い有用性があるということは、ほとんどの人が知っているでしょう。しかし、その乳酸菌が「生きた乳酸菌」と「死んでいる乳酸菌」に別れることを知る人は少ないのではないでしょうか。

乳酸菌は「生物」

乳酸菌は、その小ささからあまり実感がありませんが、立派な生物であり、生きていないと活動できません。しかし、ほとんどの乳酸菌は、摂取後に胃酸や胆汁酸の影響を受けて死滅してしまい、生きたまま腸まで届く数は非常に少ないのです。

死滅してしまった菌では腸内で活動できないので、乳酸菌を摂る際はその量よりも「生きたまま腸に届ける」ことが重要なのです。

腸内フローラに注目することが大切

乳酸菌は、腸内フローラの1部分構成する善玉菌です。腸内フローラには悪玉菌や善玉菌、日和見菌がバランスをとりつつ分布しています。善玉菌の割合が少なくなると健康や美容に影響を及ぼすので、乳酸菌を外から補うことが大切です

現代人は乳酸菌が不足がち。その理由は?

現代人は乳酸菌が不足しているといわれています。その理由としては、「食事の欧米化」が挙げられます。

「クロストリジウム菌」という細菌が身体の健康に影響を与えていることが最近の研究で明らかになりました。

さらに、クロストリジウム菌は、腸内の食物繊維をエサとしていることも分かったのです。つまり、食物繊維をしっかりと摂ることで、健康のリスクを減らすことができるのです。

私たち日本人は、古代から木の実やキノコ、海藻などから食物繊維をふんだんに摂取していたため、クロストリジウム菌が住みつきやすい状況でした。さらに、良質な乳酸菌が含まれる漬物や納豆も日常的に摂取していたので、健康な身体環境を保つことができたのです。

最近の研究では、日本人の腸内細菌はほかの国の人の腸内細菌と比べると、バランスのよい腸内フローラであることも明らかになっています。

しかし、近年日本人の食事は欧米化が進み、食物繊維や乳酸菌を含む食べ物を摂取する機会が減りました。そのため、現代人は乳酸菌が不足しており、腸内フローラのバランスが崩れている人が増えているのです。

覚えておきたい、乳酸菌の種類と働き

実は乳酸菌という名称は、特定の菌種を指すものではありません。乳酸菌は、乳酸を作る働きをするグラム陽性細菌の総称なのです。

そのため、一口に乳酸菌といってもその種類は数多くあります。そして、同じ菌種の中でも特定の菌株に分類され、菌株の違いによって風味や味、有用性が違うのです。

代表的な乳酸菌としては「乳酸桿菌」、「乳酸球菌」、「ビフィズス菌」が挙げられます。それぞれ、どのような働きがあるのか見てみましょう。

乳酸桿菌

乳酸桿菌には、以下の菌種があります。

・ラクトバチルス デルブルッキー 亜種 ブルガリクス

・ラクトバチルス アシドフィルス

・ラクトバチルス カゼイ

・ラクトバチルス ガセリ

・ラクトバチルス プランタルム

・ラクトバチルス ブレビス

・ラクトバチルス ヘルベティクス

乳酸桿菌は、古くからヨーグルトの製造に使われてきました。また、ワインを製造する際、リンゴ酸を乳酸と炭酸ガスに分解する「マロラクティック発酵」を行う際にも利用されます。人間や動物の消化器官に多くいることも特徴です。

乳酸球菌

乳酸球菌には、以下の菌種があります。

・ラクトコッカス ラクチス 亜種 ラクティス

・ラクトコッカス ラクチス 亜種 クレモリス

・ストレプトコッカス サーモフィルス

乳酸球菌は、牛乳や乳製品に多く含まれ、これらを原料とした発酵乳製品を製造する際に使われます。

グラム陽性菌の成長を抑えて食品の寿命を延ばす有用性のあるナイシンは、チーズや肉、飲料に添加されることが多いものです。このナイシンは、ラクトコッカスの亜種である「ラクトコッカス ラクチス」が発酵することで作られます。

ビフィズス菌

ビフィズス菌には、以下の菌種があります。

・ビフィドバクテリウム ビフィダム

・ビフィドバクテリウム ロンガム

・ビフィドバクテリウム ブレーベ

・ビフィドバクテリウム インファンティス

・ビフィドバクテリウム アドレッセンティス

ビフィズス菌は、乳酸や酢酸を産生する有用性があります。これによって身体環境によい影響を与えているといわれています。

乳酸菌を意識して摂取することの大切さ

健康を維持するためには善玉菌を外から補う必要があります。

善玉菌を増やすためには、乳酸菌の摂取がおすすめです。しかし、乳酸菌は腸内に住みつくことがないため、毎日積極的に乳酸菌を摂らなければなりません。そのため、乳酸菌は意識して摂取することが大切なのです。

乳酸菌を効率よく摂取するには?

乳酸菌を摂取する方法としては、乳酸菌を含む食品を食べることが挙げられます。乳酸菌を含む食品には、ヨーグルトや乳酸菌飲料、納豆、漬物が挙げられますが、毎日これらを食べ続けることは大変ですよね。また、これらの食品が苦手で食べられないという人もいるでしょう。

乳酸菌を気軽に効率よく摂取する方法としては、サプリメントがおすすめです。乳酸菌入りのサプリメントは、多くの会社からさまざまな種類のものが販売されていますが、最もおすすめなのが「ニュートリライト」です。

乳酸菌のネックな点として、胃酸や胆汁酸で死んでしまうことと、腸内に長く留まれないことを解説しました。ニュートリライトには生きて腸に届き、さらに腸内に留まりやすい種類の乳酸菌が配合されています。

生きた乳酸菌はサプリメントで効率よく摂取しよう

健康な身体を保つためには、善玉菌を補うことが重要です。

そして、善玉菌を増やすためには乳酸菌が必要です。乳酸菌はヨーグルトなどの乳製品や、漬物や納豆といった発酵食品に多く含まれます。しかし、乳酸菌は胃酸や胆汁酸に弱く、腸に届くまでに多くが死滅してしまう上に腸内に長く留まることができないので、これらの食品を積極的に食べることが大切です。

しかし、毎日食べるのが大変であったり、苦手で食べられなかったりする場合もあるでしょう。そのため、乳酸菌はサプリメントでの摂取がおすすめです。

ニュートリライトは、死滅しやすい乳酸菌を生きたまま腸へ届けるように独自の配合で作られています。毎日を健康に過ごすために、ニュートリライトで菌活を始めませんか。

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